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顎削り ダウンタイム

-内視鏡補助顎削り
・当医でも顎削り手術を開始して以来手術内容やダウンタイムなどの多くの質問をいただき、順調に顎削りを行っています。
・頭頸部の外科領域の手術を美容外科で取り扱う場合、切開創が皮膚に付かないよう口腔内からのアプローチが選択されます。
・この時顎削りなど手前側からのアプローチなら問題はありませんが、エラ削りやLeFortⅠ型上顎骨切りは狭い隙間から覗き込んで深層部を手術することになります。
・最近ではもともと顔が小さい方に対する手術も増えており、このケースではますます術野を直視することが困難になります。
・また、他院で行った顎削りの術後修正の相談が意外と多いのですが、二回目以降の顎削りは組織の癒着のため展開しにくく非常に視認しにくくなります。
・こうした状況下で美容外科の安全性を更に向上させるには、もっと視覚情報多くしなければならず、内視鏡技術を導入し術式の改善に至りました。
・内視鏡のみならず医療器械も様々なものに変更するので、多少コストが上がりますがダウンタイムの短縮と安全面の向上は魅力的なはずです。

・下顎削りの手術内容を詳述しようと思います。
・事前準備として経鼻挿管による全身麻酔を行ったのち、エピネフリンを含む局所麻酔薬を術野注射します。
・体表面から下顎枝前縁・エラ・下顎底・咬筋・耳前腺・咬合活面を施術します。
・咬筋縁・靭帯隔壁組織・斜線・内斜線、加えて下顎枝前縁・耳下開口部・咬合平面を口腔から同定します。
・耳下腺の開口部をよけて舌神経を診つつ咬筋縁から内側後方で臼歯列延長線約30度外側にある「靭帯隔壁」の前縁上と斜線のフチに沿うかたちで、咬合平面上から第1臼歯ないしは第2小臼歯の周辺近くまで3㎝ほど頬歯肉粘膜を切開します。(下顎枝前縁切開)
・粘膜の下部組織を切開したうえで斜線外縁に沿い骨膜の切開と剥離を行っていきます。
動静脈や顔面神経を傷つけないよう注意しつつ下顎底下縁のところまで骨膜を剥離します。

・頬脂肪体中の顔面神経に注意しつつ頬脂肪体被膜を破損することのないよう、靭帯組織をちょうど二枚におろすように剥離していくと下顎枝前縁に到達します。
・耳下腺や下顎後静脈、顔面神経を視界に入れつつ、咬筋ごとまとめて剥がすみたいに外板骨膜を剥離させます。
・頤神経を同定する際は口角筋下制部ごと骨膜の剥離を行っていき、こうすることで骨が部分的に露出します。
・あらかじめデザインを決めておいた線に沿って墨溝を付けます。
・顎舌骨筋付着部を可及的に温存したうえで外板削りを行っていきます。
・骨のトリミングを出血を止めつつ行い形状を整えます。
・骨膜・口角下制筋・顎舌骨筋・咬筋を順番に戻します。
・骨膜および靭帯組織を縫合し、それから頬筋・粘膜下を縫合します。
・最後に粘膜を縫合し顎削りが終わりとなります。

※上記「顎削り ダウンタイム」は読者別々の寄稿記事であり管理人はその内容を肯定・否定する立場にありません

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